吟詠の発声法と発音

作曲家舩川利夫氏が吟詠家を志す人たちのために著した
発声法と発音の理論と実践 
美しい日本語を吟じるために
『吟詠の発声法と発音』
舩川利夫著

著者:舩川利夫 発行:MAUVE(モーヴ)
判型:A5判 本文:104ページ 頒価:¥2100
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 <内容見本>

舩川利夫(ふなかわ としお)

昭和6年(1931)、島根県安来市に生まれる。都山流尺八を松田垂山に、箏曲を古川太郎に師事。東京新聞社主催邦楽コンクールにて、箏独奏曲「蕪村句集」で作曲部門第一位、文部大臣賞、NHK賞を受賞。洋楽の作曲技法を山田耕作門下の作曲家乗松明広に学び、邦楽・洋楽の両様に通じた異色の作曲家として活躍。㈶日本吟剣詩舞振興会に招請され、詩吟の作曲・編曲を担当。同時に吟詠の音楽性の向上に尽力。平成20年10月4日、病気療養先にて逝去。代表作に組曲「出雲路」、尺八と箏のための「複協奏曲」、交響詩「海」、「文楽の幻想」その他がある

母国語の特性に適った詠い方を

邦楽作曲家舩川利夫氏は、長年にわたり、詩吟の音楽性の向上に精魂を傾けられた。本書は、この間に積み上げられた吟詠の発声法・発音の理論と実践をまとめたものです。いわば、吟詠を習う人たちのために書かれた発声・発音の教則本です。漢詩や和歌などの詩語を大切にする詩吟においては、日本語の特質に適した発声法・発音で吟じられることが望ましい。

第一章「発声」では、力んでも大きな声は出ない―姿勢・呼吸法・よく共鳴する声が発声の要諦であり、自分の体を共鳴体にして、よく声を響かせること、第二章「発音」では、五母音や通鼻音はもちろん、母音の音質を変化させる技術や用法にも触れ、また詩語を明瞭に発音するには、母音と同様に子音の発音も大切であることを論じ、具体例を挙げて初心者にも分かりやすく解説してあります。

全編にわたって、目で見て分かるように人体解剖図や口腔断面図などの図版が多数掲載されています。巻末には本書理解の手助けとなるように「日本語音声の基礎知識」が付され、末尾には口腔断面図を使った調音点・調音法による子音の分類表も掲載されています。

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